拒食症の改善について

拒食症・「言霊(ことだま)の力」を信じて

筆者本人のやせているときと小康状態になったときの対比の写真を動画で掲載しています。 体重は最低20キロ、最高40キロくらいです。まるで別人なので、よかったら是非みてみてください。

最近私はよくTwitterをするのですが、Twitter上にもたくさんの摂食障害の患者さんがおられます。

いろいろな段階の方がおられて、「もっともっと痩せたい」と言っている方もいれば「何とか治したい」あるいは「完治した」とおっしゃっている方もいます。

私は基本的に「治したい」「完治した」と言っている方としか関わっていません。

今回は、そんな他の摂食障害患者さんとの関わりの中で感じたことを書きたいと思います。

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1.治したい、けど行動は裏腹

私は基本的に「もっと痩せたい」という人とは関わり合いを持ちません。なぜならそういうことを言っている人と関わると、自分自身が引っ張り込まれてしまう可能性があるからです。つまり、やせ競争になって、私の病状が悪化してしまう危険があります。

だから「〇〇まで体重を落とす」とか「痩せなきゃ」とか言っている拒食症患者さんとはコミュニケーションできないし、そっとミュートにしています。

拒食症で苦しんでおられる方には「何とか治したい」とおっしゃっている方もたくさんおられます。先日は、27年かかって完治したとおっしゃっている方もお見かけしました。

完治したなんて、本当にうらやましすぎです。私も早く体重へのこだわりや強迫観念を捨てたいものです。

口では「治したい」と言っていても、行動が伴わないのがこの病気の辛いところです。私だって、何が悪いのか、本当はどうすべきなのか100も1000も承知です。普通にたくさん食べたら良いだけです。しかしそんな簡単なことができないんです。

また、チューイングに無駄なお金を使い、自分を責めています。この悩みも、みなさん同じです。過食の人に特に多い悩みかも知れません。

みんな自己嫌悪に陥ったり「治したいけどどうしようもない」という思いを持っていたりして、苦しんでいます。

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2.言霊の力を信じたい

私は、今まで自分1人だったとき、あんまり「治す」という言葉を口にしたことがありませんでした。

でも他の摂食障害患者さんと関わると、なんとなく「がんばって治しましょう」と言っている自分がいます。

他の摂食障害患者さんが、大量に水分を取り過ぎて体重を気にしてパニックになっていたら「むくんでいるだけだから気にしないで大丈夫だから!」と言いますし、「チューブ吐きをやってみたい」とおっしゃっている方がいたら必死で止めます。そんなことをしたらもっともっと悪くなるし、最悪の場合、死んでしまうかもしれないからです。

私は最近「言霊の力(ことだまのちから)」を信じようと思い始めています。

言霊の力とは、「言葉に出して言うと、現実になる」という、言葉の持つ不思議な力のことです。

「治る」と言っていたら、いつか本当に治るかも知れない。

そんな一縷の希望を持ち続けて、何とか生きていこうと思います。

Twitterで知り合いになった他の摂食障害患者さんたちとも一緒にがんばっていけたらと願っています。

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3.人生を諦めたくない、諦めてほしくない

以前にも書きましたが、この病気はやっぱり辛いんで、人生を投げ出したくなります。

でもやっぱり、まだ諦めたくないんです。

また、他の摂食障害患者さんにも、まだ諦めてほしくないんです。

「治りたい」「治したい」その気持ちがある限り、投げ出さずに前に進んでいきたいです。たとえ一歩ずつでも立ち止まることがあっても、少しずつでも、言霊の力を最後まで信じて。

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