摂食障害でがりがりに痩せた経験がある方ならみなさんご存知だと思いますが、人間は、「やせすぎると毛が濃くなります。」
私もご多分に漏れず、以前はかなりのものだったのですが、最近栄養状態がよくなったら毛が薄くなっていたので、そのことを書きたいと思いました。
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1.もう二度と痩せたくない
私が人生で一番痩せて酷い状態だったのは、今から2~3年くらい前の頃です。この頃、私は20キロくらいしかなくなって、まさに死にかけでした。
最近Twitterなどで、「もっと痩せたい」などと言っている若そうな方を見かけますが、「痩せたって何も良いことはないのだから、辞めておけば良いのに…」と思い、辛い気持ちになります。しかし、私自身がまだ治っておらず、そういうツイートを見ると引っ張られそうで怖いので、「痩せたいアカウント」の方は、基本的に見ないようにしています。
2.痩せているときは、剛毛状態だった
ところで私が一番痩せていたときには、私の腕や脚はすごい剛毛状態になっていました。
毛が普通の時と比べて、異常に太く長くなっていたのです。あまりに気になるので、当時体力が無く起き上がるのがへろへろな状態であったにもかかわらず、時折はさみで切っていたくらいです。
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3.毛が濃いことは、ほとんど気にしないようになっていた
私は、実は20年くらい前にも一度酷い状態になって死にかけたことがあります。その頃にも、やはり毛が濃くなった覚えがあります。
その頃は私もまだ若かったので、いきなり毛が濃くなって、ショックでした。
ところが、今や私はもはやアラフォーであり、すっかり開き直っているので、毛が濃いかどうかなんかどうでも良いという感じです。
数か月前、病院に行ったときに腕か脚(すね)を先生に見られて「失礼だけど、拒食になると毛が濃くなるよ」というようなことを遠慮がちに言われたことがありました。
先生は、私が傷つかないように配慮してくれたのだと思いますが、私にとってはそのような配慮は無用でした。
そんなことは20年前から知っているし、開き直っているので全然傷つかないからです。
「知ってますよ~」などと軽い感じで答えていた覚えがあります。
痩せすぎるとむくみや感覚異常、強い飢餓感やぼんやり感、心臓が止まりそうになるなどいろいろな極限状態の症状が起こるので、そういうことに比べたら、毛が濃いことくらいたいしたことではありません。気にも留めていなかったという感じです。
4.栄養状態が改善されて、毛が薄くなっていた
ところが、つい先日母が気づいたのですが、私の腕の毛がものすごく薄くなっていたのです。確かに言われてみたら、色も薄くなっているし、短くなり、量も減っていて、ほとんど目立たない感じになっています。脚も同じでした。夫も、首のあたりの毛がなくなったと言っていました。
最近、よく食べるようになって栄養状態が改善されたので、身体が少しずつ元に戻ってきたのですね。
確かに体重が増えるのは嫌なんですが、このように少し良いことがあると、進歩に感じ、うれしいものです。
それでも毎朝体重を量っては「体重が増えた」と言って嫌な気持ちになっている私です。
やっぱりこの病気は根深くどうしようもないな、と思います。ちょっとずつ前に進んでいくしかないですね。