拒食症の症状

拒食症の人が「極限」まではたらく「ダイエッターズハイ」について

筆者本人のやせているときと小康状態になったときの対比の写真を動画で掲載しています。 体重は最低20キロ、最高40キロくらいです。まるで別人なので、よかったら是非みてみてください。

「私のゲームオーバーはいつやってくるのか…?」

ときどき、そんなことを考えてしまいます。

「こんな生活は、いつまで続くのだろうか?」「(病気に負けて)ゲームオーバーになるときが来るのか?」という気持ちになります。

今は、何とか生きている毎日です。夫や母が毎日食事を一緒にしてくれることもあり、最低限の食事ができているのでやせませんし、飢えも感じていません。

しかし、常に強迫観念があり、何かに追われています。

一日中起きている間はパソコンをしているか噛み吐きしているか食事しているか寝ているかの毎日で、寝不足なのにゆっくり寝ることもせず疲れ切ってへとへとです。

毎日が綱渡りで、いつ死んだっておかしくないと思ってしまいます。

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1.拒食症の人は「極限まで」がんばってしまう

体力もないのにやたらと活動的で、極限までがんばってしまう。

がりがりのその身体から、いったいどこからそのような力が出てくるのか?

拒食症の人は、そういう方が多いと思います。

がりがりでまともにものも食べていないのに、精力的に仕事をこなしている方もたくさんおられます。一見元気そうなので、周囲の人も、拒食症とは気づいていないケースも多いです。

本人も、「自分は元気」だと思っていて、あまり病識がないので、余計にそういった状況が助長されます。

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2.ダイエッターズハイとは・サバンナの肉食動物と同じ状況

この現象は「ダイエッターズハイ」なのではないかと言われています。

ダイエッターズハイとは、人間がものを食べずにいると、気分がハイになって活動的になることです。ダイエット中の人が、ものを食べていないのに気分が良くなって活動的になることが多いので、「ダイエッターズハイ」と言います。

また、この状況は、「肉食動物と同じ」だとも聞いたことがあります。

以前かかっていた病院の先生が言っていたことです。

サバンナのライオンやヒョウなどの肉食動物は、何日も何も食べていなくて空腹で倒れそうでも、獲物を見つけたら全速力で走って仕留めます。

空腹になると、かえって活動的になって力が出るのです。

なぜなら、そうならないと「死ぬ」からです。

空腹だからといってぐったりしてしまうと、本当に獲物が手に入らなくなって死が訪れます。

そこで、空腹になるとかえて気分が高揚して活動的になる仕組みになっているということでした。

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3.筆者のめちゃくちゃなダイエッターズハイ

この話がどこまで本当かは分かりませんが、確かに、拒食症の人は「ダイエッターズハイ」になります。

私も同じです。

本当はガリガリで体力がなく、疲れ切っていて一日中寝ていてもおかしくない状態なのに、なぜか寝不足になるくらい毎日何かの作業をして忙しくしています。

数年前、仕事を辞める直前には、体重が23キロくらいになっても、杖をついてタクシーに乗って仕事をしようとしていました。誰がどう考えても仕事なんてできる状況ではないのに、今考えるとめちゃくちゃだと思います。

4.ゲームオーバーが先か、治るのが先か

どうしてこう無理をしてしまうのでしょうか?

本当は、猫のようにゆっくりと寝ていたいのに。

こんなにあくせくするのは疲れました。

いつか、死んでしまうと思います。

このようなことがあるので、

私のゲームオーバーはいつやってくるのか?

そう考えてしまうのです。

ゲームオーバーになる前に、何とか病気が治って気持ちも身体もゆっくり休められる日が来ると良いのですが。

ゲームオーバーが先か、治るのが先か

ときどき、殺伐といた気持ちで、そんなことを考えています。

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