最近、ニュースで「子どもの部活動で摂食障害になる例が増えている」という記事を読みました。
部活で体重制限や食事制限を強制されて、その影響で拒食症になってしまうらしいです。
このようなことは、とても残念であってはならないことだと思ったので、ブログに書きたいと思います。
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1.私が若かった頃の拒食症のイメージ
私が拒食症になった頃、拒食症のイメージは「若い女性の病気」というものでした。
ほとんどの患者が、高校生や大学生など、10代や20代前半くらいの女性ばかりだったと思います。
実際に周りを見回しても、街を歩いている拒食症の人は、ほとんどが当時の私と同じくらいの方ばかりでした。
「40歳になって拒食症なんてあり得ない」
そんな認識だったと思います。
前回は、そんな拒食症の方が治らないまま時間を重ね、中高年になっていることを書きました。
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2.子どもの部活動で拒食症になる
最近では、子どもが拒食症になる例も増えているそうです。
小学校でも拒食症になる方がおられます。そんな低年齢になったら身体もできていないだろうに…と思うと、心が痛む気がします。
拒食症になるきっかけはいろいろだと思うのですが、部活動が原因で拒食症になる例も多いようです。
陸上部や体操部、体重制限があるスポーツなどでは子どもに対しても厳しく食事制限されるので、いつのまにか摂食障害になってしまいます。
しかも、昔は「拒食症になるのは女性」だったのに、最近では男性も摂食障害になっている例があります。
私が読んだニュースでは、陸上部の男の子が摂食障害になって死亡したと書かれていました。
親御さんはどのような思いかと考えると、本当に胸が苦しくなります。
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3.世の中がもっと変わっていけば良い
このようなことからすると、拒食症は収束するどころかどんどん広まっていると思います。
昔は「若い女性」だけだったのに、最近では「中高年の女性」「子ども」「男性」にも拒食症患者が増えているのです。
その割に世間では拒食症に対する理解がありません。
以前に書いた「クレプトマニア」の件でも、一般の人は「拒食の人は、食べられないからストレス解消のために万引きしている」くらいにしか考えていません。
そんな単純な理由でないことは明らかなのに…。
私だって、一歩間違えたらクレプトマニアになっていたかも知れません。とても他人事とは思えないのです。
拒食症患者の方は、これ以上増えてほしくないし、世間にももっと理解して行政の補助なども受けやすくなってほしいです。
また、拒食症を煽るような「痩せ志向」はもういい加減に辞めてほしいです。
痩せすぎモデルや女優は全面的に禁止してほしいですし、ドラマやアニメ、ゲームなどの40キロ台や30キロ台の女性キャラクターの設定なんかもやめてほしいです。
「普通に健康的な体型がもっとも美しい」
みんなが心からそう思える時代が訪れてほしいものです。
私が死ぬまでに、そんな時代が来たら良いな、とも思います。
ただ、おばあさんになってからそんな良い時代が来ても、私の時間が失われたことに変わりありません。
結局「私が苦しみ続けたことはまったくもって無駄だった」としか思えないので、ちょっとくやしい思いもあり、複雑ですね。
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