理解されない摂食障害(拒食症)

摂食障害(拒食症)|クレプトマニアをご存知ですか?

筆者本人のやせているときと小康状態になったときの対比の写真を動画で掲載しています。 体重は最低20キロ、最高40キロくらいです。まるで別人なので、よかったら是非みてみてください。

みなさまは「クレプトマニア」という言葉をご存知でしょうか?

これは、病的に万引きを繰り返してしまう人のことです。

盗癖がある、というわけではなく、もともと普通の人なのに、精神病が原因で万引きを止められない方たちです。

今回は、そんな悲しいクレプトマニアのことを、書いてみたいと思います。

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1.クレプトマニアとは

クレプトマニアとは、病的に万引きを繰り返してしまう方のことです。

たとえば、スーパーやコンビニで、文房具やパンなどのちょっとしたものを盗むことが多いです。

クレプトマニアの方が普通の万引き犯と違うのは、「ものがほしい」わけではないことです。つまり、利益目的がありません。

 

そして、精神病が原因になっていることが多いです。

クレプトマニアの原因には、認知症や発達障害などもあると言われていますが、最も多いのは「摂食障害」です。

摂食障害になると、お金に細かくなりますし、過食などのためにお金がかかり、食べ物に対する執着も強くなるので、とにかく目の前にある食べ物を万引きしてしまいやすいです。

 

しかし、摂食障害の人は、好きで万引きしているわけではありません。極限の飢えによる苦しみと、自分の中の抑えられない強い衝動により、病的な感覚で、わけのわからないまま目の前のものを盗ってしまうのです。そして「どうしよう、やってしまった」と後悔しています。

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2.筆者も理解できる「クレプトマニア」

筆者自身は、万引きをしたことはありませんが、クレプトマニアになってしまう方の気持ちはよくわかります。

筆者も昔、大学時代に飢餓感が強かった頃「半分くさったおにぎりでもいいから、ほしい、食べたい」と思っていました。

そして、コンビニなどに行くと、すべての食べ物が美味しそうで、きらきらとまぶしく、気になって仕方がありませんでした。

賞味期限が切れたものでもいいから、タダでくれないか?と思ったこともありました。

決してお金が無いわけではないのですが、なぜかこのような感覚になるのです。

「食べたい食べたい、ほしいほしい」

「でも、どうせ食べないんだから、お金を出すのはもったいない」

そんな感覚でした。

これがきつくなると、きっと目の前のものを盗ってしまうと思います。

 

3.世間に理解されていない悲しさ

摂食障害のクレプトマニアは、世間においてまったく理解されていません。

単なる万引き窃盗犯として扱われます。

しかも、何度も繰り返してしまうので、「悪質」と判断されます。

最終的には警察に逮捕されて裁判されて、前科がついてしまうこともあります。

結婚している人は、夫から愛想を尽かされ離婚されて、子どもも奪われるかも知れません。本人が悪いわけじゃないのに、病気のせいなのに、見過ごされて、何もかも奪われてしまいます。

「なぜ、摂食障害に対して、世間はこうまでも理解がないのか?」

筆者は常々そう思います。

障害年金の記事でも触れましたが、日本では、あまりに摂食障害に対する理解がなく、研究も進んでおらず、専門家がいない状況です。社会保障も全然ありません。

同じ精神病である統合失調症や躁うつ病、認知症などとは、取扱いが雲泥の差です。

拒食症(摂食障害)になると、お金がかかる!拒食でもできる仕事とお得に生活する知恵とは?

こんなにしんどい病気なのに、問題が大きい病気なのに、理不尽さを感じます。

もっと世の中の理解が進んで、摂食障害の人が少しでも生きやすい世の中になることを、祈ります。

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もし、弁護士が必要なときには、弁護士保険に加入しておくと安心です。弁護士保険に入っていたら、いつでも電話で弁護士に無料相談ができますし、依頼することもできます。

クレプトマニアになっていて困っている人、自分も万引きしてしまいそうで怖いという方は、弁護士保険に資料請求だけでもしてみることをお勧めします。資料請求は、完全に無料なので、安心して利用してみて下さい。

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