普通の人は、お腹がいっぱいになると、満足感や幸福感を感じるのだと思います。
しかし、拒食症の人は、それとは全く違う感覚を持っています。
私の場合、満腹になると、不安で死にそうな気持ちになります。
今回は、そんなことをご紹介します。
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1.たくさん食べると、不安で死にそうになる
以前、拒食症の人は、いつも飢えているという話を書きました。
だから、食べ物を口にする数少ない機会が貴重なのだということも、ご紹介しました。
そして、食べ物を食べてある程度お腹が満たされると、心に余裕ができて、気持ちが楽なるとも言いました。
それであれば、私たちは、食事をしてお腹いっぱいになったら満足するのでしょうか?
実は、そういうわけでもないのです。
筆者の場合、ある程度たくさん食べてお腹がいっぱいになると、不安で死にそうな気持ちになります。
「こんなに食べたら、明日体重が増えてしまう!」
と思い、パニックになるのです。
「なんで調子に乗ってあんなに食べたのか、食べ過ぎた、食べ過ぎた」と心の中で、後悔しまくっています。
ただ、実際には全く食べ過ぎておらず、周囲からしてみたら「ちょっとしか食べないのねぇ」というくらいしか食べていません。
それでも本人にとっては「食べ過ぎ」です。
私たちは、お腹が空いたら飢えて死にそうになって余裕がなくなり必死になり、一方で食べたら食べたで「食べ過ぎた!」と不安にさいなまれて死にたい気持ちになる、という繰り返しで生きています。
これでは、一日中、気が休まる暇がありません。起きている間ずっと、食べ物と体重のことに振り回されています。
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2.ちょっとしか食べないと、すごいストレスになる
たくさん食べたら不安になるならば、少しだけしか食べないようにすれば良いのでしょうか?
おそらく、多くの拒食症の人は、そうしていると思います。厳重なカロリー計算と食べ物の制限により、ほんの少ししか食べないようにして、安心しようとします。
しかし、それはそれでものすごいストレスです。
30キロを切ってしまうほど少ししか食べないのですから、当然です。人間がまともに生きていくために、まったく足りていない量です。
また、ちょっとしか食べないと、どんどん痩せます。痩せると本当に命に関わり、危険です。
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3.何をどうしても、不安と飢えから解放されない
結局、たくさん食べてもちょっとしか食べなくても、まったく食べなくても、何をどうしたって不安でいっぱいなのです。しかも常に飢えていて、極度のやせと栄養不良により、身体も動かせなくなっています。
髪の毛も抜けますし、肌もガサガサになります。若い人でも、見た目が年寄りかなんだか分からなくなり、年齢不詳、正体不明な雰囲気になります。
筆者も、一番酷いとき髪の毛が抜けて、肌も透明感がなくなって辛かったです。
そんなとき、おかしいのは、化粧品とかトリートメントなどにはこだわっていたことです。
食べればすぐにキレイになるのに、それをせずに必死でコスメで何とかしようとするのです。
筆者の場合、もともとコスメ(基礎化粧品)が好きだったということもありますが。
今も、コスメは好きなので、いろいろな基礎化粧品やシャンプー、リンス、トリートメントなどを購入して試しています。


話を戻しますが、このように、肌も身体もぼろぼろになっていても、それでも、本人は「痩せている方が良い」「体重が少ない方が良い」という強迫観念にとらわれて、抜け出せないのです。
いったいなぜなのか?
それは、筆者にも分かりません。分かれば、とっくに実践して病気を治しているでしょう。
人間にとって、食べることは基本です。その基本の行動がうまくいかないのだから、まともに生きていけるはずがありません。
拒食症は、本当に救いのない病気だと思います。